icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい 子宮内膜症

5.子宮内膜症による不妊症に対して手術に踏み切るタイミングは?

著者: 星合昊1

所属機関: 1近畿大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1404 - P.1406

文献購入ページに移動
 子宮内膜症による不妊症に対して,どの時点で手術療法に踏み切るか.とくに薬物療法との組み合わせにっいては,現時点では医師により意見の異なるところである.近年,腹腔鏡下手術の進歩・普及により従来の開腹手術とは異なった予後が期待されている一方,抗子宮内膜症薬の子宮内膜症性癒着に対する効果も推定され始めている1)(図1)かたわら,子宮内膜症に対する根治性に疑問が生じているためであろう.本稿においては筆者の現時点での考えを紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?