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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻11号

1996年11月発行

今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい

男性不妊

3.AIHは頸管内投与と子宮腔内投与のどちらがよいか?

著者: 見尾保幸1

所属機関: 1ミオ・ファティリティ・クリニック

ページ範囲:P.1410 - P.1411

文献概要

解答 子宮腔内投与(intrauterine insemina—tion:IUI)
 従来から,人工授精(artificial insemination)が行われる際に,頸管内投与(intracervical in—semination:ICI)が選択される場合は,外陰や腟の奇形や器質的疾患による性交障害,donorinsemination(DI),さらに頸管の走行異常によるIUIの不可能な症例などに限られており,男性不妊に対する治療法として配偶者間人工授精(AIH)が行われる場合はIUIが原則である.AIHのためのIUIのキーポイントは,①適切な精子処理法,②卵巣刺激法の併用,③排卵時期に合わせた実施,④実施方法の工夫,の4点と考えられるが,本稿では②を除く3点に関して述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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