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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい 男性不妊

5.男性不妊症を泌尿器科へ送るタイミングは?

著者: 小林俊文1 末岡浩1 吉村泰典1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1414 - P.1415

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 不妊患者のなかで男性因子を伴う夫婦は,少なくとも50%以上を占めるといわれ,高頻度の不妊原因である.産婦人科診療のなかで精液検査を行い,精液所見不良例についてその原因診断と治療が必要となるときに泌尿器科へ依頼して協力を仰ぐべきことが多い.
 泌尿器科を併設していない診療施設の場合や,泌尿器科があっても不妊を専門とせず,また診療の質および量の両面で制限のある場合など,施設の機構によって協力体制もさまざまである.主に男性不妊患者の中でとくに泌尿器科への依頼が必要と考えられる状況について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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