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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい 男性不妊

6.男性不妊症の体外受精の適応は?

著者: 小林俊文1 久慈直昭1 吉村泰典1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1416 - P.1419

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 精液検査において異常を認める不妊カップルから体外受精の相談を受けることは,不妊症診療に携わる医師であれば日々の診療で頻繁に遭遇する.ではいったいどのように患者に説明を行うかとなると,明確に論理的な答えを出すことは非常に難しいと言わざるをえない.すぐに体外受精をすすめたほうがよい場合もあり,検査をすすめるべき事例や,他の治療法をまず施行すべき事例も存在する.
 男性不妊に対して体外受精を応用する場合,多くの症例で顕微授精法を施行することになるため,ここでは顕微授精法を前提とした体外受精を,いつ,どのような患者に適用すべきかを,その有効性と限界,そして危険性の面から解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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