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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻11号

1996年11月発行

文献概要

今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい 卵管,子宮

6.クラミジア抗体陽性不妊症患者の治療とその効果判定は?

著者: 野口昌良1

所属機関: 1愛知医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1434 - P.1436

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 不妊症患者とりわけ卵管性不妊症患者の多くが,クラミジア・トラコマティス感染症の結果,卵管の機能障害により妊孕性が損なわれることはすでに十分知られるようになっている1).このようなタイプの不妊症患者は原因となるクラミジア感染からすでに長い経過のあるものが多く,子宮頸管からのクラミジア抗原検出がすでにできなくなっているものの,腹腔内のクラミジア感染が継続していたり既往感染を反映するため,抗クラミジア・トラコマティス抗体検査はしばしば行われることになる.
 クラミジア抗体陽性不妊症患者の治療について概述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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