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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻11号

1996年11月発行

今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい

体外受精

1.Poor responderに対する卵巣刺激法は?

著者: 齊藤英和1 伊藤真理子1 太田信彦1

所属機関: 1山形大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1468 - P.1470

文献概要

 体外受精—胚移植は,不妊症を治療していくには欠かせない治療法となっているが,種々の原因のうちでもこの治療法に抵抗する症例もあり,今後これら難治性の不妊症症例に対する治療法の検討がなされていかなければならない.とくに,男性因子に対する治療が卵細胞質精子注入法によって大きく改善した今,注目は卵巣刺激をしても多数の卵胞が発育しない,いわゆるpoor responderに移ってきている.本邦では卵子を他人に供与することは認められていないため,必然的にこの問題は大きなウエイトを占めることになる.ここではpoor responderの考え方について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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