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連載 シリーズ 胎芽の発育と形態形成・12
皮膚と歯の発生
著者: 塩田浩平12
所属機関: 1京都大学医学研究科生体構造医学講座(形態形成機構学) 2京都大学医学部附属先天異常標本解析センター
ページ範囲:P.1515 - P.1517
文献購入ページに移動表皮胚芽層の細胞が真皮に向かって充実性に進入し,毛の原基である毛芽hair budを形成する(図2).毛芽の先端が球状に膨らんで毛球hairbulbとなり,そのすぐ深層の凝集した間葉が毛乳頭hair papillaとなって,ここに血管と神経終末が進入する(図3,4).毛幹を取り囲む毛芽の細胞が上皮性根鞘epithelial root sheathに,その周囲を取り巻く間葉が結合組織性(真皮性)根鞘connective tissue(dermal) root sheathに分化する.
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