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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻2号

1996年02月発行

今月の臨床 妊婦の糖尿病マネジメント

妊婦糖尿病のコントロール

2.インスリン療法

著者: 河盛隆造1

所属機関: 1順天堂大学医学部内科

ページ範囲:P.150 - P.154

文献概要

 IDDM(インスリン依存型糖尿病)が妊娠を希望する際,さらに妊娠時にはその早期より,健常人と同程度の血糖管理を維持することが必須である.NIDDM(インスリン非依存型糖尿病)においても同様の管理が要求される.一方,妊娠中に糖尿病を発症した際にも,必要となれば積極的にインスリン療法を導入しなければならない.常温で安定であるインスリン製剤の開発,その製剤を応用するインスリンペンの登場は,インスリン療法,とくにインスリン頻回投与療法を簡便なものとした.その結果,インスリン投与法,投与量といったソフトウェアについては,従来とはかなり変わった新しい戦略が,真剣に考察され,実践されるべき時期にきていると考えられよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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