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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻2号

1996年02月発行

連載 産婦人科クリニカルテクニック

ワンポイントレッスン—私のノウハウ

胎胞膨降例に対する頸管縫縮術—塚原鉗子を用いた胎胞環納法

著者: 安藤昭彦1 長竹弘子1

所属機関: 1大宮赤十字病院

ページ範囲:P.196 - P.196

文献概要

 妊娠中期子宮頸管無力症のうちでも,胎胞がすでに膨隆した例に対する治療にはなかなか苦慮することがある.保存的治療としてウリナスタチンなどの薬剤の効果が検討されてはいるがいまだ一般的ではなく,今のところ症例によっては積極的に頸管縫縮術を行うのが最も有効な治療法と考えている.
 この治療法を成功させる鍵は術前術後の管理であることは論を待たないが,縫縮術そのものが成功するかどうかは膨隆した胎胞をいかに環納し,退縮した頸管を形成させるかにかかっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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