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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻3号

1996年03月発行

今月の臨床 産婦人科とウイルス感染

分娩と授乳

3.C型肝炎ウイルス(HCV)

著者: 長田郁夫1 白木和夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部小児科

ページ範囲:P.282 - P.285

文献概要

 B型肝炎ウイルス(HBV)の母子感染はHBIGとHBワクチンによる予防対策により,その数は激減し1),さらに1995(平成7)年度からはHBVキャリア妊婦から出生した児すべての乳児に感染防止処置が行われるようになり,感染児の数はさらに減少すると考えられる.C型肝炎ウイルス(HCV)の母子感染についても研究が進められているが,母子感染の頻度,母子感染成立の要因,母子感染した児の臨床像と予後などについていまだ多くの問題が残されている.
 本稿ではHCVの母子感染に関連して,上記の点を中心に最近の知見をまとめ,さらに母乳投与について言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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