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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻3号

1996年03月発行

文献概要

今月の臨床 産婦人科とウイルス感染 AIDS

1.HIV感染妊婦のサーベイランス

著者: 小林隆夫1

所属機関: 1浜松医科大学産婦人科

ページ範囲:P.286 - P.290

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 日本では現在まで15人(AIDS発症7人)の母子感染が報告されているが,妊婦のHIV抗体検査の実施率が低いため,その正確なところは不明である.HIV母子感染防止に向けての第一の出発点はHIV感染者のスクリーニングである.1993(平成5)年7月厚生省は妊婦のHIV抗体検査を推奨したが,各県,各病院でその対応に差異がみられる.しかし術前検査としてのHIV抗体スクリーニングも行われはじめ,今後妊婦のHIV 抗体検査は広く普及していくものと思われる.本稿では HIV 感染妊婦の現状とHIV抗体検査について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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