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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻3号

1996年03月発行

今月の臨床 産婦人科とウイルス感染

ウイルス感染の治療

3.ウイルス性疣贅

著者: 早川謙一1

所属機関: 1早川クリニック

ページ範囲:P.304 - P.306

文献概要

 産婦人科領域におけるウイルス性疣贅は具体的には,大部分がパポバウイルス科に属する小型のDNAウイルス,ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)によるものであるが,外陰部にはポックスウイルス群(DNA)ウイルスによる伝染性軟属腫(mol—luscum contagiosum)もみられるようになった.両者ともに以前より増加の傾向にある.
 HPVは現在DNA塩基の配列の差により,60種近くに分類されており,HSVによって起こる各種病変は別表のとおりであるが,ウイルスの型と臨床病型はよく一致する(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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