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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻3号

1996年03月発行

今月の臨床 産婦人科とウイルス感染

トピックス

1.ウイルス感染と発癌

著者: 西田純一1 和氣徳夫1

所属機関: 1九州大学生体防御医学研究所附属病院産婦人科

ページ範囲:P.307 - P.311

文献概要

 ウイルスは自己による増殖能を持たず,感染宿主細胞に感染することによりはじめて増殖が可能である.核酸をエンベロープという外殻で包み込む構造をしており,核酸の種類により大きくDNAウイルスとRNAウイルスとに分けられる.これらのウイルスの感染により,癌,免疫不全,感染症,中枢神経障害など,さまざまな疾患が引き起こされる.本稿ではウイルス発癌モデル,およびヒトにおけるウイルス発癌についてDNA腫瘍ウイルスを中心に概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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