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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻4号

1996年04月発行

今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント

これだけは知っておきたい超音波検査法の基礎知識

4.経腟的超音波検査法の進め方

著者: 馬場一憲1

所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設

ページ範囲:P.388 - P.391

文献概要

●はじめに
 産婦人科診療において,経腟超音波検査は,経腹超音波検査と相補的な関係にあり,今日では必要不可欠の検査法の1つになっている.しかも,施行できるのは実質的に産婦人科医に限られており,すべての産婦人科医は経腟超音波検査にも習熟していなければならない.
 経腟法では,経腹法より高い周波数の超音波を用いることができるため,腟円蓋に近い部分の詳細で明瞭な像を得ることができる.したがって,卵胞や卵巣腫瘍,子宮内膜,小さな粘膜下筋腫,妊娠初期の胎芽や胎児,あるいは,妊娠中後期の子宮頸部や内子宮口付近の観察などにすぐれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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