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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻4号

1996年04月発行

文献概要

今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント これだけは知っておきたい超音波検査法の基礎知識

5.術中超音波検査法の進め方

著者: 可世木久幸1 大坪保雄1 小川秀臣1 品川寿也1 明楽重夫1 荒木勤1

所属機関: 1日本医科大学産婦人科

ページ範囲:P.392 - P.397

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 従来,超音波検査は非侵襲的に行いうることが最大の利点とされてきた.このため侵襲性を伴う手術とは相性が合わない時代があったといっても過言ではない.一部の施設では開腹下に超音波検査を行い,その検査結果によっては手術法を変更するという論文1)も散見されるが,一般的には手術法を決定してから開腹する施設が多いため,術中超音波は実地臨床にそぐわないと考える臨床産婦人科医が多い.
 しかし,近年内視鏡手術が一般的に行われるにつれて体腔内臓器の表面を視覚的に捉える内視鏡画像のみに頼って手術を施行することに見直しが行われるようになってきた.この流れでヨーロッパを中心に外科系内視鏡手術では術中に超音波を併用してより安全な手術を行うようになってきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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