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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻4号

1996年04月発行

文献概要

今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント 骨盤内臓器の局所解剖と超音波像

6.他の骨盤内臓器

著者: 石原楷輔1

所属機関: 1日本医科大学第二病院産婦人科

ページ範囲:P.416 - P.417

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1 膀胱,腸の超音波像
 膀胱は子宮の上部に位置しているため,尿が貯留していると子宮に接し,その上方にエコープリーの領域(図1)として観察される.膀胱観察の臨床的意義としては,膀胱容量の観察,放射線治療後の血腫像,間質性膀胱炎,癌の膀胱壁への浸潤などの診断に活用できる.
 腸管は腫瘤状に観察されるが,その蠕動運動から判別できる.しかし,内容物が充満したり腸管運動が休止している場合は卵巣腫瘤(図2)と誤読されることがあり,注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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