icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻4号

1996年04月発行

今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント

知っておきたい他科疾患の超音波像

腸管

著者: 岡部純弘1 冨田周介1

所属機関: 1神戸市立中央市民病院消化器センター内科

ページ範囲:P.564 - P.572

文献概要

 急性発症した腹痛患者の診断において,超音波検査は第一選択となる検査法と考えられる.とくに下腹部を中心とした急性疾患において,婦人科疾患との鑑別が必要となるのは主として腸疾患と思われる.したがって,本章では腸疾患の超音波像を中心とした.
 正常腸管の超音波検査は,腸管内に含まれるガスに妨げられるため,観察が困難なことが多い.しかし,腸管のさまざまな病変は何らかの腸管壁の肥厚や拡張,また2所的な所見として腹水の貯留などが描出され,これらの像の形態から臨床診断が導き出される.以下,腸管の異常像を具体的な疾患像を中心に概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら