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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻4号

1996年04月発行

今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント

トピックス

5.Sonohysterograpy(SHG)

著者: 斉藤寿一郎1 藤脇伸一郎1 渡辺潤一郎1 堀越裕史1 石塚文平1 雨宮章1 作山攜子2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学産婦人科 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科

ページ範囲:P.596 - P.602

文献概要

●はじめに
 子宮腔内病変の診断には画像検査を用いることが多く,なかでも経腟超音波は子宮卵管造影やMRIに比べて手軽で非侵襲的な検査法である.
 Sonohysterography(以下SHGと略す)1-3)は子宮内腔にfree spaceを作り,それをsonicwindowとして経腟超音波で子宮内腔と子宮筋層を観察する検査法であり,1988年にドイツのDei—chert U1)が最初に報告した.SHGは子宮卵管造影と経腟超音波の両者の長所を兼ね備え,子宮腔内病変の診断に不可欠な子宮鏡検査の弱点である子宮筋層の観察も可能な,簡便で優れた診断能力を持った画期的な方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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