文献詳細
文献概要
今月の臨床 習慣流産をとめる 病因をめぐるControversy
2.免疫療法の有用性
著者: 田中忠夫1 秋山芳晃2 山田恭輔2
所属機関: 1東京慈恵会医科大学産科婦人科 2国立大蔵病院産婦人科
ページ範囲:P.678 - P.681
文献購入ページに移動その要因として;①免疫学的妊娠維持機構の全容がいまだ明らかではない.②また,免疫学的な胎児の拒絶が流産の原因であると確定し得る症例を抽出する方法が確立されておらず,現行の除外診断に頼るしかない.③したがって,臨床的治療効果を評価するcontrolled trialの条件設定が難しく,十分になされていない,などが挙げられる.
掲載誌情報