文献詳細
今月の臨床 妊娠と自己免疫疾患
文献概要
免疫系による自己と非自己の識別
生体における免疫系の役割は“非自己”を排除して“自己”の保全を図ることにあるとされる.非自己としては外界から侵入してくる微生物・異物・輸血や移植による他の個体の細胞や組織,自己から生じる変異細胞・ウイルス感染細胞・老廃化した細胞や組織などが想定される.
この機能を果たすためには2つの段階が必要である.ひとつは,非自己と自己とを明確に識別することであり,もうひとつはそうして識別した非自己を排除する過程である.前者を求心経路,後者を遠心経路ということがある.
生体における免疫系の役割は“非自己”を排除して“自己”の保全を図ることにあるとされる.非自己としては外界から侵入してくる微生物・異物・輸血や移植による他の個体の細胞や組織,自己から生じる変異細胞・ウイルス感染細胞・老廃化した細胞や組織などが想定される.
この機能を果たすためには2つの段階が必要である.ひとつは,非自己と自己とを明確に識別することであり,もうひとつはそうして識別した非自己を排除する過程である.前者を求心経路,後者を遠心経路ということがある.
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