文献詳細
文献概要
今月の臨床 妊娠と自己免疫疾患 自己免疫疾患をもつ妊婦の管理
2.SLE
著者: 石川睦男1 栁沼裕二1
所属機関: 1旭川医科大学産婦人科
ページ範囲:P.774 - P.776
文献購入ページに移動 全身性エリテマトーデス(systemic lupuserythematosus:SLEと略)を合併している場合の妊娠は原疾患そのものが妊娠によって病態が変化することから,妊娠中,産褥期といえども治療を続けながら厳重に管理しなければならない.その一方で妊娠中の薬剤,とくに免疫抑制剤の使用については催奇形性の点で十分慎重でなければならないとともに,SLE自体が胎児,新生児に与える影響をも考慮しなければならない,そこで本稿ではSLE合併妊娠の病態,診断,検査,治療について概説する.
掲載誌情報