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今月の臨床 妊娠と自己免疫疾患 自己免疫疾患と胎児・新生児
3.エリテマトーデス
著者: 進純郎1 荒木勤1
所属機関: 1日本医料大学産婦人科
ページ範囲:P.810 - P.811
文献購入ページに移動 全身性エリテマトーデスsystemic lupus ery—thematosus(SLE)は全身の結合組織に病変を起こす自己免疫疾患である.多彩な臨床症状を呈する多臓器障害が特徴で病変は脳神経系,心臓,肺,肝臓,腎臓,皮膚,筋肉,関節,リンパ節などに起こる.組織学的特徴としてはフィブリノイド変性,壊死性血管炎,核変性,リンパ球,形質細胞の浸潤などがみられる.SLE合併妊娠の母親から出生した新生児の全身に環状または円盤状の紅斑が出現することがあり,これを新生児エリテマトーデスneonatal lupus erythematosus(NLE)という.
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