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今月の臨床 妊娠と自己免疫疾患 クリニカルポイント
3.出生1週間の新生児管理
著者: 茨聡1 浅野仁1
所属機関: 1鹿児島市立病院周産期医療センター
ページ範囲:P.820 - P.825
文献購入ページに移動 近年の周産期医療の進歩によりこれまで妊娠や妊娠継続が困難とされてきた母体合併症が,妊娠,分娩が可能となり,これに対しその母体,胎児,新生児予後を左右するうえで適切な周産期管理が重要となってきている.とくに自己免疫疾患は,児の転帰に影響を及ぼすことが多く,その母体合併症の周産期管理は重要な位置を占めている.
自己免疫疾患合併妊娠の周産期管理は,大きく3つのポイントが挙げられ,①妊娠そのものが疾患へ及ぼす影響,②疾患が妊娠経過,母体,胎児,新生児に及ぼす影響,③疾患の治療薬が妊娠経過,母体,胎児,新生児に及ぼす影響を理解し,その管理を行うことがたいせつである.しかし,自己免疫疾患といっても多岐にわたり,それぞれの疾患の病態,管理はさまざまであり,各疾患ごとに個別化して考えなければならない.さらに,まれな疾患も多く,症例数も少なくその周産期管理に一定の見解が出ていない疾患もある1).
自己免疫疾患合併妊娠の周産期管理は,大きく3つのポイントが挙げられ,①妊娠そのものが疾患へ及ぼす影響,②疾患が妊娠経過,母体,胎児,新生児に及ぼす影響,③疾患の治療薬が妊娠経過,母体,胎児,新生児に及ぼす影響を理解し,その管理を行うことがたいせつである.しかし,自己免疫疾患といっても多岐にわたり,それぞれの疾患の病態,管理はさまざまであり,各疾患ごとに個別化して考えなければならない.さらに,まれな疾患も多く,症例数も少なくその周産期管理に一定の見解が出ていない疾患もある1).
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