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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻7号

1996年07月発行

文献概要

今月の臨床 乳房—管理のポイント 乳汁分泌

4.乳汁分泌の薬剤によるコントロール

著者: 青野敏博1 田村紀子1

所属機関: 1徳島大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.888 - P.890

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 乳汁の分泌は,プロラクチン(PRL)による乳汁の産生と,オキシトシン(OXT)による射乳によって支えられている1).したがって乳汁分泌が不良な母親ではPRLの分泌を高める必要があり,種々の理由により母乳哺育ができない褥婦ではPRLの分泌を抑制すればよい.
 本稿ではPRL分泌を促進する作用のあるスルピリドによる乳汁分泌の増加と,PRL分泌を抑制する薬剤として最近利用できるようになったテルグリドによる乳汁分泌の抑制について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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