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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻7号

1996年07月発行

今月の臨床 乳房—管理のポイント

母乳管理

1.帝王切開分娩後

著者: 船戸豊子1

所属機関: 1徳島大学医学部附属病院看護部

ページ範囲:P.896 - P.897

文献概要

 周産期医学の進歩に加え,少産少死時代を反映し,児の予後の面からも帝王切開率は上昇傾向にあり,帝王切開術後の母乳管理の重要性は増している.一般には手術後のため授乳開始が遅れ,乳汁分泌が不十分で母乳確立度が低いとされている.しかし,早期接触,早期授乳を中心とした積極的な母乳哺育援助1)により術後のハンディを克服し,経腟分娩後とほとんど同様に母乳哺育が可能であると思われる(図).
 母乳哺育を成功させるためには,母児同室制が理想であるが,ここでは当院での母児異室制のなかでの帝王切開術後の母乳哺育援助について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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