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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻7号

1996年07月発行

今月の臨床 乳房—管理のポイント

母乳管理

2.双胎児の授乳法

著者: 横尾京子1 黒田明子2

所属機関: 1広島大学医学部保健学科 2広島県立広島病院

ページ範囲:P.898 - P.899

文献概要

 双胎児を母乳で育てようとする母親に共通する心配ごとは,母乳不足や授乳法に関することである.母乳不足については,乳汁産生のメカニズムを生かせば単胎児,双胎児にかかわらず,母乳は十分供給できるものであり,単胎の子どもの母親と同じ指導内容ですむことが多い.したがって注意を要するのは,医療者が安易に双胎児と母乳不足を結びつけ,母親の母乳哺育への意欲を減退させてしまわないことである.しかし授乳法となると,単胎児のようにはいかない.
 双胎児の母親は,授乳法を計画するに際して「同時授乳か1人ずつの授乳か」「自律授乳か時間授乳か」「与える乳房を決めておくほうがよいのか」という疑問をもつ1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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