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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻7号

1996年07月発行

今月の臨床 乳房—管理のポイント

母乳管理

5.母乳中へ移行する薬剤と実際の投与にあたっての注意点

著者: 対馬ルリ子1 堀口雅子2

所属機関: 1東京都立築地産院産婦人科 2虎の門病院産婦人科

ページ範囲:P.906 - P.908

文献概要

 近年,母乳哺育の良さが見直され,可能なかぎり母乳で育てたいと考える女性が増えている.母乳哺育は,栄養,児のアレルギー予防,母児の精神的安定などの利点ばかりでなく,将来の乳癌のリスクを回避するうえでも重要なことがわかっている.
 しかし,ほぼ1年にわたる長期間の授乳期に,母親が一切の薬剤と無縁でいられることはまれである.合併症を持つ女性はもちろん,ふだん健康な女性にも薬を必要とする局面は訪れる.「授乳中は一切の薬物を差し控える」あるいは「薬剤を服用するなら授乳を中止する」というのも極端というものだろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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