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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻7号

1996年07月発行

今月の臨床 乳房—管理のポイント

乳癌

2.乳癌鑑別診断における細胞診,組織診の臨床的位置

著者: 土橋一慶1 山口和子1 宮崎道夫1 森宏之1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.931 - P.933

文献概要

 産婦人科日常診療において乳腺を含む乳房は,子宮や卵巣と同様にきわめて密接で重要な臓器のひとつとなってきている.
 一般的な乳癌を含めた乳腺疾患の鑑別診断は,視・触診での理学的所見とマンモグラフィや超音波などの画像診断法が中心となり,細胞診を含む病理学的診断手技によって確定診断される.さらに,乳腺疾患の特徴でもある乳頭分泌液の検索や血清腫瘍マーカーなども診断方法の選択や病態像の把握に重要な位置を占めている1).限られた紙面なので,主として乳癌鑑別診断における細胞診,組織診の臨床的問題点の概略を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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