文献詳細
今月の臨床 乳房—管理のポイント
乳癌
2.乳癌鑑別診断における細胞診,組織診の臨床的位置
著者: 土橋一慶1 山口和子1 宮崎道夫1 森宏之1
所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.931 - P.933
文献概要
一般的な乳癌を含めた乳腺疾患の鑑別診断は,視・触診での理学的所見とマンモグラフィや超音波などの画像診断法が中心となり,細胞診を含む病理学的診断手技によって確定診断される.さらに,乳腺疾患の特徴でもある乳頭分泌液の検索や血清腫瘍マーカーなども診断方法の選択や病態像の把握に重要な位置を占めている1).限られた紙面なので,主として乳癌鑑別診断における細胞診,組織診の臨床的問題点の概略を述べる.
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