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今月の臨床 乳房—管理のポイント 乳癌
4.手術療法の変遷と成績
著者: 元村和由1 野口眞三郎1 稲治英生1 小山博記1
所属機関: 1大阪府立成人病センター外科
ページ範囲:P.944 - P.947
文献購入ページに移動いかに手術の切除範囲を拡大しても全身に波及した癌細胞には対処できず,すなわちどのような手術法を選択しようと治療成績に差を生じないことが,これまでに行われた手術術式と治療成績を比較したさまざまな研究により明らかとなった.つまり手術療法は集学的治療のなかで腫瘍量を効果的に減じ,遺残したであろう少量の腫瘍細胞をその後の補助療法にゆだねるという役割を演じていると理解される.
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