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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科50巻7号

1996年07月発行

連載 Estrogen Series・6

乳癌の既往のある場合にも更年期後ホルモン補充療法は可能だろうか?

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.951 - P.951

文献概要

 オーストラリアのEdenらは,乳癌の既往があり,ホルモン補充療法(hormone replacementtherapy;HRT)を行っている更年期後の女性90名についてcase-control studyを行ってみた1).case-control studyとは,この場合,乳癌既往のある更年期後の女性でHRTを行っている群(case群)と同じ条件でHRTを行っていない更年期後女性(control群)とを比較してみることである.なお,両群はともに更年期後であることはもちろん,年齢,体重,居住地域,経産度,などあらゆる点で近似していることが望ましく,近似が大きいほど,その比較対照はより意味のある結果をもたらすことになる.患者はシドニーの3か所の教育用の病院から得たものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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