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今月の臨床 婦人科腫瘍境界悪性—最近の知見と取り扱いの実際 取り扱い方針について
1-1.子宮頸部境界悪性病変—子宮頸部細胞診III型の診断手順は
著者: 長谷川壽彦1
所属機関: 1国立栃木病院
ページ範囲:P.1024 - P.1026
文献購入ページに移動 子宮頸部細胞診III型はパパニコロー分類クラスIIIあるいは日母分類クラスIIIを意味するが,いずれの分類でも病変との対応としては曖昧さを残している.またIII型を,その標本状態で病変存在の疑いはあっても,判定不能あるいは判定が困難である症例とすることもあるし,さらにどのように判定してよいかわからないからIII型に分類する,悪くいえば屑籠クラス(waste basket class or junk class)としての位置づけまである.子宮頸部細胞診III型の意味づけを考え,それぞれでの診断手順について述べたい.
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