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症例
子宮内胎児死亡をきたしたリステリア症
著者: 春日美智子12 稲垣昇1 長谷川清志1 豊島究1 伊藤仁彦1 西野るり子1 北井啓勝1
所属機関: 1社会保険埼玉中央病院産婦人科 2慶應義塾大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.1205 - P.1208
文献購入ページに移動本症の診断は,患者検体の塗抹染色,菌分離・培養による.妊婦の発熱には白血球数が高くなくても,血液培養をする意義がある.治療は,ペニシリン系とアミノグリコシド系の併用が有効であり,再発予防には3〜6週間の投与が必要とされる.また,本症で肝炎をきたすことがある.
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