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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻1号

1997年01月発行

今月の臨床 着床

胚移植の技術と着床

2.凍結受精卵移植時の内膜調整法

著者: 神谷博文1 森若治1 東口篤司1 高階俊光1 芦原康氏1 田中恵美1

所属機関: 1斗南病院産婦人科

ページ範囲:P.60 - P.65

文献概要

 体外受精と併用したoocyte donationは,卵巣機能が失われた婦人へ,あらかじめホルモン補充療法により,donated oocytesで得られた胚に対しての着床や妊娠継続に必要な子宮内膜受容能が獲得できれば,これらの婦人に妊娠や出産を可能とさせた1).これらの婦人の大部分は早発卵巣不全症や外科的卵巣摘出例やX染色体遺伝疾患などがあるが,最近では,頻回な体外受精不成功例や自然閉経後の挙児希望の高齢婦人にもoocytedonationの適応が欧米では広がっている2).この分野でのホルモン調整による内膜受容能に関する知見や方法は,一般的体外受精の余剰凍結胚移植へ応用されはじめた3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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