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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻10号

1997年10月発行

文献概要

連載 Estrogen Series・20

ピルと出血性脳卒中(その2)

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.1115 - P.1115

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 前回は「ピル(OC)と虚血性脳卒中」に関するWHOの調査をご紹介したが,今回は同調査の続きで,OCと出血性脳卒中(hemorrhagic stroke)の発生との関係,さらに出血性脳卒中,虚血性脳卒中,および区別の困難なunclassified(鑑別不明)のstrokeも含めたすべての脳卒中(stroke)の発生を調べた結果をご紹介したい.
 1960年代と70年代にわたる調査で,脳塞栓(cerebral infarction)とOCとの関連が確立された.しかし,この年齢層の女性でもっとも多い出血性脳卒中との関連はいまだ不明部分が多く,その関連は確立されていない.出血性脳卒中はクモ膜下出血と脳内出血に分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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