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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻12号

1997年12月発行

文献概要

症例

子宮頸部原発悪性リンパ腫の1例

著者: 大田俊一郎13 藤吉啓造1 本田志寿恵1 林龍之介1 石松順嗣1 綱脇現1 宮山東彦2

所属機関: 1熊本市立熊本市民病院産婦人科 2熊本市立熊本市民病院病理 3久留米大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1355 - P.1357

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 婦人科で扱う悪性リンパ腫の多くはリンパ節性原発悪性リンパ腫の続発性病変であり,子宮や卵巣などの婦人科領域における節外性原発はきわめてまれである.産婦人科医にとっては,日常診療であまり遭遇することのない疾患であり病理組織学的診断やその取り扱いに苦慮することも多い.近年,節外性悪性リンパ腫をMALT(mucosa-as—sociated lymphoid tissue)由来のMALTomaとする概念があり,婦人科領域に発生する悪性リンパ腫もMALTomaとした報告もあり,その組織学的発生は興味深い点がある.今回,筆者らは子宮頸部原発の悪性リンパ腫を経験し,MALTomaを含めた病理学的検討を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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