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連載 カラーグラフ 実践的な腹腔鏡下手術・2
腹腔鏡下手術を実際に行うにあたって:II—Open法と手術操作用のトラカール穿刺について
著者: 伊熊健一郎1
所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科
ページ範囲:P.119 - P.121
文献購入ページに移動“Open法”の実際(図1)
腹壁との癒着が心配される症例などに対しては,直視下で筋膜と腹膜に切開を加えて腹腔内にトラカールを挿入するOpen法もある.この方法では,気腹針やトラカールの穿刺時に起こる合併症を避けることに大きな目的があり,一般的には安全な方法とされている.しかし,たとえ癒着がなくても腸管損傷などの合併症も起こりうることをつねに認識しておく必要がある.
ここでは,ダブルバルーンを装着したトラカールによる腹壁固定法を紹介する.
腹壁との癒着が心配される症例などに対しては,直視下で筋膜と腹膜に切開を加えて腹腔内にトラカールを挿入するOpen法もある.この方法では,気腹針やトラカールの穿刺時に起こる合併症を避けることに大きな目的があり,一般的には安全な方法とされている.しかし,たとえ癒着がなくても腸管損傷などの合併症も起こりうることをつねに認識しておく必要がある.
ここでは,ダブルバルーンを装着したトラカールによる腹壁固定法を紹介する.
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