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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻2号

1997年02月発行

今月の臨床 婦人科外来治療—Dos & Don'ts

腫瘍外来

4.嚢腫吸引

著者: 喜多恒和1 石井賢治1 菊池義公1

所属機関: 1防衛医科大学校産婦人科

ページ範囲:P.134 - P.137

文献概要

 婦人科における腫瘍外来とは,一般に子宮頸癌,子宮体癌および卵巣癌などの悪性腫瘍の術前,術後およびアジュバント療法後のフォローアップのためのマネージメントを目的とした診療として位置づけられている.しかし,なかには良性腫瘍や腫瘍様疾患も,悪性腫瘍との鑑別を目的として,その管理範囲に取り込まれてくる場合がある.本稿では良性・悪性を含めた卵巣腫瘍との鑑別に,つねに苦慮すると考えられる外性子宮内膜症性嚢胞,いわゆる卵巣チョコレート嚢胞に対する外来レベルでの外科的治療の1つである嚢胞吸引とエタノール注入療法について,その原因,鑑別診断,治療の実際とコツおよび本治療の是非について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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