icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻2号

1997年02月発行

今月の臨床 婦人科外来治療—Dos & Don'ts

感染症外来

4.バルトリン腺膿瘍

著者: 高杉信義1 土田千夏1

所属機関: 1山口大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.155 - P.157

文献概要

 バルトリン腺は,長さ10〜15mm,幅7〜10mmの腺組織で,腟入口部の両側,大陰唇の基底で処女膜縁の外側に位置し,大きさはエンドウ豆大で,重さは4〜5gである.その排泄管である導管は,長さ1〜2cm,大きさ2mmであり,腟入口部の中央よりやや肛門側で,小陰唇の内側,処女膜縁の外側に開口している(図1).
 バルトリン腺膿瘍は,バルトリン腺の感染により排泄管が癒着閉鎖し,膿が排泄管およびバルトリン腺内に貯留して形成される疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら