臨床婦人科産科51巻2号

1997年02月発行

今月の臨床 婦人科外来治療—Dos ＆ Don'ts

不妊外来

1．卵管通気・卵管通水

著者： 関守利¹

所属機関： ¹群馬大学医学部周産母子センター

ページ範囲：P.177 - P.181

文献概要

卵管通気・通水法の適応とその限界
　卵管通過障害のなかでも軽度の卵管采周囲癒着，卵管狭窄，軽度卵管水腫，卵管炎などが適応となるが，実際には子宮卵管造影法（HSG），ラパロスコープなどの観察結果から判断し，軽度の卵管通過障害に応用される．また卵管通気，通水療法はとくに卵管形成術後の再癒着，再狭窄，再閉塞の予防に必要とされている外来治療法である．