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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

病態解明の新しいアプローチ

1.着床の適応不全と発症病態—局所免疫機能のかかわり

著者: 斎藤滋1

所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科

ページ範囲:P.246 - P.248

文献概要

 妊娠中毒症は学説の疾患といわれ,その病因には血液凝固系,免疫系,子宮内圧などが関与していると考えられている.最近になり妊娠中毒症例では,トロホブラスト(Tr)の脱落膜,子宮筋への浸潤が不十分であることが知られ,このことが妊娠中毒症の発症に関与しているのではないかという説が提唱されている.本稿では着床の適応不全という点から妊娠中毒症の発症を解説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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