文献詳細
今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか
病態解明の新しいアプローチ
文献概要
妊娠中毒症は学説の疾患といわれ,その病因には血液凝固系,免疫系,子宮内圧などが関与していると考えられている.最近になり妊娠中毒症例では,トロホブラスト(Tr)の脱落膜,子宮筋への浸潤が不十分であることが知られ,このことが妊娠中毒症の発症に関与しているのではないかという説が提唱されている.本稿では着床の適応不全という点から妊娠中毒症の発症を解説したい.
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