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今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか 病態解明の新しいアプローチ
1.着床の適応不全と発症病態—局所免疫機能のかかわり
著者: 斎藤滋1
所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科
ページ範囲:P.246 - P.248
文献購入ページに移動 妊娠中毒症は学説の疾患といわれ,その病因には血液凝固系,免疫系,子宮内圧などが関与していると考えられている.最近になり妊娠中毒症例では,トロホブラスト(Tr)の脱落膜,子宮筋への浸潤が不十分であることが知られ,このことが妊娠中毒症の発症に関与しているのではないかという説が提唱されている.本稿では着床の適応不全という点から妊娠中毒症の発症を解説したい.
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