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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

妊娠中毒症の母児管理

3.妊娠中毒症の発症,重症化と自己抗体

著者: 山本樹生1 森宏之1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.270 - P.271

文献概要

 妊娠中毒症の一部では自己抗体が産生される.自己抗体の増加は妊娠中毒症症状や胎児発育と関連するので,自己抗体は妊娠中毒症の病態形成に関与していると考えられる.妊娠中毒症が重症化する機序については不明な点が多く,重症型と軽症型とは病態が異なるのではないかとの考え方もある.しかし,妊娠中毒症がなんらかの因子により重症化するとの考え方より,妊娠中毒症の重症化に自己抗体が関与する可能性を考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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