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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

妊娠中毒症の母児管理

4.食事療法の実際

著者: 樋口誠一1

所属機関: 1ひぐちウィメンズクリニック

ページ範囲:P.272 - P.274

文献概要

 妊娠中毒症の三大症状は高血圧,蛋白尿,浮腫である.妊娠中毒症は妊娠負荷に対する生体の適応不全状態として捉えられており.妊娠負荷として循環系.プロスタグランジン系,凝固線溶系などの関与が考えられている,妊娠中毒症の管理における食事療法あるいは栄養療法は,薬物療法,安静療法とともに治療の中心をなしている,妊娠中毒症における食事療法の主体は,減塩・高蛋白・低カロリーであるが,この他,Ca,Mg,Znなどのミネラルおよび不飽和脂肪酸の摂取も重要となっている.本稿では栄養面からの妊娠中毒症の管理法について述べる.また,日産婦学会栄養問題委員会によって作成された妊娠中毒症栄養管理指針を表1に示す.妊娠中毒症の重症度により管理基準が設けられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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