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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

妊娠中毒症の母児管理

6.分娩の時期と方法の選択

著者: 藤森敬也1 石田友彦1 佐藤章1

所属機関: 1福島県立医科大学産婦人科

ページ範囲:P.278 - P.280

文献概要

 妊娠中毒症の原因およびその適切な治療法がない現在では,その根本的治療法は妊娠の終了,すなわち分娩させることしかなく,当然ながらそれまでの母児管理が重要となってくる.妊娠中毒症は妊娠の経過とともに悪化するが,一方では胎児成熟を期待し妊娠の延長を試みる気持ちになる.そのため母体要因と胎児要因との兼ね合いで分娩の時期は決定される.当然ながら,その施設ごとの新生児医療のレベルも重要な分娩時期決定の要因の1つであり,施設によっては必要に応じて母体搬送も考慮に入れなければならないこともあり得る.ここでは,現在考えられている妊娠中毒症に対する分娩時期とその方法の選択について記載する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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