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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

妊娠中毒症の母児管理

7.出生前後の発育と長期予後

著者: 三石知左子1 山口規容子2

所属機関: 1東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門 2母子愛育会総合母子保健センター愛育病院

ページ範囲:P.281 - P.283

文献概要

 妊娠中期の妊娠20〜30週ころは胎児発育が急速に進行する時期である,また胎児の機能的発育に関しても妊娠26週ころまでに個体としての生命維持機能がほぼ完成し,さらにその機能が適応能力を獲得するために成熟していく胎児発育過程において重要な時期である1)
 したがってこの時期に胎児の発育を阻害するようななんらかの要因が作用すると後年の胎児の成長発達において重要な影響を及ぼすことになるが,その要因の大きな1つとして妊娠中期の時期に発症する早期発症型の妊娠中毒症(以下,早発型中毒症と略す)がある.この早発型中毒症母体から出生した児の予後について頭部発育を中心に検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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