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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

中毒症関連疾患の取扱い方のポイント

4.常位胎盤早期剥離

著者: 大塚博光1 会沢芳樹1 荻原哲夫1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学産婦人科

ページ範囲:P.292 - P.294

文献概要

 産科的播種性血管内凝固(DIC)の原因の約半数を占める常位胎盤早期剥離は,重症になると胎児死亡を伴い,また重篤なDICや腎不全から母体死亡に至る場合もある.常位胎盤早期剥離の最も効果的な治療法は急速遂娩であり,多くは帝王切開となる.一般的に,常位胎盤早期剥離の原因の半分は妊娠中毒症とされており,教室の13年間の統計でも50%(表1)であり,妊娠中毒症とは非常に関連の深い疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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