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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

トピックス

2.重症化を防ぐ体位の工夫

著者: 中井祐一郎1 今中基晴1 荻田幸雄1

所属機関: 1大阪市立大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.301 - P.301

文献概要

 妊娠中毒症については、現在に至るまでその本質的病因が明らかにはされていない.筆者らは,本症がヒト以外の哺乳動物にはみられないという比較動物学的事実に注目し,二本足立位歩行による妊娠子宮の大血管圧迫が本質的病因であるとの仮説をたて,妊娠末期においても腹臥位臥床を可能とした穴開きマットレス(妊娠中毒症管理用マットレス:マミーマット)を開発,その有用性を報告してきた1-2).本稿では,このマットレスを用いた妊娠中毒症管理について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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