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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

今月の臨床 妊娠中毒症—どのように変わったか

トピックス

5.妊娠中毒症の発症予防と低用量アスピリン療法

著者: 井上康広1 木花敏雅2 松浦俊平2 鳥濱慶熙1

所属機関: 1京都洛和会音羽病院産婦人科 2愛媛大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.308 - P.309

文献概要

 近年,妊娠中毒症の病態がおもに血管内皮細胞において産生され,血小板凝集抑制,末梢血管拡張作用を有するプロスタサイクリン(PGI2)と,血小板において産生され血小板凝集,末梢血管収縮作用を有するトロンボキサン(TXA2)両者の産生不均衡,すなわち母体と胎盤におけるPGI2/TXA2比の低下により妊娠中毒症が発症すると説明されるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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