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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻3号

1997年03月発行

原著

子宮頸癌検診におけるループ電気外科切除法(LEEP)による頸部円錐切除術の意義

著者: 市毛敬子1 伊藤良彌1 山村彰彦2 渡辺明彦3 田中忠夫3

所属機関: 1(財)東京都健康推進財団多摩がん検診センター婦人科 2(財)東京都健康推進財団多摩がん検診センター検査科 3東京慈恵会医科大学産婦人科

ページ範囲:P.331 - P.335

文献概要

 多摩がん検診センターで子宮頸部異形成や初期癌を疑いLEEP円錐切除術を施行した60例について検討した.全例が手術は15分以内に終了し術中の出血はごく少量だったが,術後,中等度の出血が8.3%に認められた.
 術後診断は浸潤癌1,微小浸潤癌5,上皮内癌7,異形成42,頸管炎5で,術前診断と一致したのが36.7%,術後低評価40.0%,術後高評価23.3%であり,とくに頸管内病変や広範な病変で診断不一致が多かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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