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実践的な腹腔鏡下手術・4
卵巣嚢腫に対する腹腔鏡下手術:II—体内法の実際について
著者: 伊熊健一郎1 子安保喜1 山田幸生1 脇本栄子1
所属機関: 1宝塚市立病院産婦人科
ページ範囲:P.355 - P.357
文献概要
卵巣嚢腫に対する腹腔鏡下手術を施行するには,症例に応じた術式の選択を必要とする.とくに癒着を伴うチョコレート嚢腫などに対しては,前回で説明した体外法よりも体内法のほうが実際に有用な場合もあり,術式にはバリエーションをもたせて手術に臨むこともたいへんなことである.
なお,嚢腫壁の摘出や卵巣の修復にもいくつかの方法があるが,筆者らは通常の開腹手術で行う内容を腹腔鏡下手術において再現することを目指しており,その方法による手術内容を紹介する.そのためには体内での縫合・結紮といった操作も基本操作の一つとして習得し,習熟しておくことが前提となる.
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