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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科51巻4号

1997年04月発行

文献概要

今月の臨床 低用量ピル—新しい避妊法を知る

Overview—避妊法の現況とピル

著者: 北村邦夫1

所属機関: 1(社)日本家族計画協会クリニック

ページ範囲:P.361 - P.365

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 1996年7月9日,菅直人厚生大臣は,日本外国特派員協会主催の講演会において,英国国営放送局の女性記者からの質問に対し,「来年には,低用量ピルの使用が可能になる」との見解を示した.本講演会は,「薬害エイズと日本の官僚制」をテーマに行われたものであるが,女性記者からの「日本の低用量ピルの認可が遅れている理由は」との質問に対して,菅大臣は次のように回答した.
 「近年では,ピルの使用については当事者の選択にまかせて,その責任のもとで使う,使わないということを決める.それでいいんではないかという意見があります.そういった状況ですので,そう遠くない時期,具体的に今年はちょっと無理かも知れませんが,来年ぐらいには,中央薬事審議会で結論が得られるのではないか.また,その結論は使用を認める方向という結論になる可能性は大きいのではないか」

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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